しみ(要予約)
ほとんどの方が「茶色いもの」、すなわち、
- 老人性色素斑(いわゆる「しみ」)
- 脂漏性角化症(「しみ」が一歩進んだもの)
- 雀卵斑(いわゆる「そばかす」。多くは遺伝です)
- 肝斑(妊娠や出産、日焼けなどがきっかけ。もわ~っとした感じ)
- ほくろ(色の茶色いもので、後天性にできたもの)
- 後天性真皮メラノサイトーシス(ADM:両側にドット状にでてくる)
- 炎症後色素性沈着(ニキビ跡が茶色くなったとか)
- 扁平母斑(生まれつきの茶アザ) 等
をひっくるめて「しみ」と表現していることが多いように思います。
一般的な「しみ」は老人性色素斑のことを示し、加齢による変化です。
「しみ」はある日突然出来るものではなく、ゆっくりと出来てきます。
その背景には、子供の頃に真っ黒に日焼けをしていたことがよくあったとか、色白のひとが急に日焼けしたなどがあります。
たとえ日焼けをしても、いつまでも黒いわけではなく、子供の頃は色あせて元に戻っていたでしょう。
もちろん「シミ」はなかったはずです。でも、年齢を重ねれば皮膚の代謝も落ち、紫外線にも弱くなります。
肌を守るために反応性にメラニンが増えますが、多いまま残るので茶色くなっていきます。
色も薄い茶色~濃い茶色まで、均一であったり濃淡であったり、大きさも様々、単発であったり多発であったりします。
出来る場所は露出部が多いです。
治療
当院ではQスイッチアレキサンドライトレーザーでの「しみ」の治療を行っています。
「しみ」の部分にレーザーを直接あてます。その際、パチンと輪ゴムで弾かれた様な痛みがありますが、麻酔は必要有りません。
その後、薄いカサブタができ、お顔だと約1週間かかって自然に取れてきます。その間は外用剤を塗って保護していただきます。
レーザーを照射したところについては、カサブタが自然に取れるまで、ゴシゴシ擦ったり、化粧をすることは控えて下さい。
カサブタがとれた後の肌は、紫外線による刺激には弱くなっています。紫外線対策はお忘れなく。
また、カサブタが出来るのは困る、化粧ができないのは困る、という方には光治療(光(IPL)治療)やイオン導入、ケミカルピーリング、外用剤(ハイドロキノン製剤)、ホームケア用の石鹸などもございます。
「しみ」が気になる皆様へ
老人性色素斑は保険外治療がメインとなります。しかし、実際はいろんなものが混在しているのがほとんどです。
自分の「しみ」はどれなのだろう、どんな方法が一番自分に適しているのだろうか、保険適応で治療ができるのだろうか...。
まずは診察を受ける事をお勧めします。
お断り:
お断り:予約がない場合は保険診療での診察となります。
その場合は自費治療に関する細かい説明は致しません。
説明を希望される方は改めて予約をしていただくことになり、初診料/再診料は別途必要になりますのでご了承下さい。