イオン導入(イオントフォレーシス)

イオン導入とは、微弱な電流を用いる事により肌の表面に塗布した有効成分(導入剤)をイオン化(=電荷をもつ物質に変える事)させ、肌の深部内に直接かつ効果的に浸透させる方法のことです。
当院では治療的な効果を求めるために、医療機関専用の導入剤を用いています。

主な導入剤

  • ビタミンC
  • トラネキサム酸
  • グリシルグリシン
  • アミノEM

導入剤の効果について

ビタミンC くすみ、シミ、ソバカス、肝斑、にきび、赤味、レーザーやケガの後の色素沈着、ハリ、美白など
トラネキサム酸 肝斑、くすみ、シミ、ソバカス、にきび(炎症の抑制など)、赤味、レーザーやケガの後の色素沈着、ハリ、美白など
グリシルグリシン 毛穴の開き
アミノEM(MS-PMD配合) しわ、たるみ、赤味、クマ

施術部位と導入時間

  • お顔全体で約15分〜20分程度

施術の流れ

施術前にクレンジングでお化粧を落として洗顔します。
スッピンになっていただきます。
電流を流しますので、ピアス・指輪・時計など直接身につけている貴金属については、外せるものはすべて外していただきます。
準備が整ったら、お顔に電流を少しずつ流して、皮膚に電流のピリピリ感をわずかに感じるか感じないか程度に調節します。
ちょうど良い状態になったら導入開始となります。
1剤につき5分程度導入します。
2剤併用の場合10分程度の導入となります。
導入剤は症状に応じて選択となります。
アミノEM はどの導入剤の後にも鎮静として2分程度導入します。
これにより肌老化の促進を防ぎ弾力とハリのある肌へと導きます。
お化粧は即日可能です。

施術の回数

効果をあげるには1週間〜2週間に1回、1クール4〜6回の集中ケアをおすすめします。
1回でも効果を実感される方もおられますが、年齢や症状で個人差がありますのであくまでも目安です。集中ケアを行ったあとは症状に応じて2〜3週間位に1回、お肌の老化抑制ケアとして症状にあわせてイオン導入されるとさらにお肌の良い状態がキープされます。
光(IPL)治療やケミカルピーリングなどと併用することでさらに効果をアップさせることができます。

施術中に起こるかもしれないこと

眉間や額、こめかみなど、まぶたの近くに導入する際に、眼を閉じていても目の前がチラチラしたりゆらいだりすることがあります。
眼を閉じていれば特に問題はありませんが、気になる方はまぶたの近くを避けて行います。
表情筋が発達している方は、一瞬ですがその筋肉の走行に沿ってピクピクすることがあります。
電流の調節をすることで避けられますのでご安心下さい。
施術時に確認しますので遠慮なくお申し出下さい。

施術をご遠慮いただいている方

  • ペースメーカーを入れている方
  • 妊婦/授乳婦